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適正体脂肪率は男女で違う

適正体脂肪率について、考えてみたいと思います。

体脂肪率は、いうまでもなく、男女で異なります。通常のイメージからしても、男性は少なく、女性は多めというのは誰でも分かるでしょう。

一般的な男性の適正体脂肪率は、15〜20パーセント、女性の場合は20〜30パーセントといわれています。女性の場合は、骨盤が広いため、腰周りを測るメタボリックシンドロームの判定でも、大きめになっています。男性の場合は、85センチ以上、女性の場合は90センチ以上になると、メタボの診断が下されます。

女性の適正体脂肪率は、このように男性に比べて多めです。それは女性ホルモンの働きによります。女性の場合、胎児を養うために、脂肪を蓄積しておく必要があります。そのため黄体ホルモンが多い生理前は、プロゲステロンの作用により、脂肪が蓄積しやすくなります。妊娠中もそうです。

でも、これは異常ではなく、女性特有の現象です。すべては出産という一大イベントを行なうために、男性よりも適正体脂肪率が高くなっているわけです。

もちろん、なかには体脂肪率が低い女性もいるでしょう。そういった女性は、運動量が多かったり、褐色脂肪細胞が多かったりします。あるいは男性ホルモンが多いのかもしれません。ボディービルをやっている女性は、おそらく体脂肪率が低いでしょう。それだけ筋肉量が多いからです。

しかしたいていの女性は、適正体脂肪率は、前述したように20〜30パーセントの範囲に収まります。このように女性は、もともと体脂肪が付きやすく、ふっくらした感じがデフォルトなのです。

それなのに世の中の女性を見ていると、ファッションモデルに憧れるためなのか、過度に痩せたい願望を持っている人が多いように思えてなりません。すでにスリムな体型なのに、さらに痩せたいという願望を持つのです。

これは痩せさえすれば、自分もモデルのように美しくなれると「勘違い」しているからでしょうか?このように男性が求める理想の女性像と、女性自身が求める理想像には、食い違いがあるようです。

女性は、もともと適正体脂肪率が男性よりも高めなのですから、無理して体脂肪を減らすと、美容と健康を損なう結果となりかねません。そうなると、脳内のセロトニンやノルアドレナリンが減少して、うつ病の危険も出てきます。そのほか自律神経の乱れから、不定愁訴や自律神経失調症、さらには拒食症や過食症(両方とも摂食障害)にならないとも限りません。

痩せすぎることは低体温をもたらし、それが乳がんや大腸がんの原因ともなります。もともと空洞になっている臓器は、冷えやすいのです。体脂肪が落ちて痩せたとしても、筋肉量が少なければ、体温が低下します。そうなると基礎代謝が減少したり、免疫力が低下することに。

適正体脂肪率が高めなのに、このように痩せたいという願望をもつことは、若いときだけにしか通用しないダイエット観です。年齢を重ねていけば、必ず反動がきます。そうならないためには、若いときから、正しく体脂肪を減らす方法を実践し、決して減らし過ぎないように気をつけることが大切です。